MOXYLOQ

より小さく、より深く。ミクロコスモス的ブログ

夢を検索する

こんな夢を見た。

座っている女が、後ろ向きに倒れかかってくる。
私はその女の頭を自分の胸と手で受け止めた。
女の頭の重さや髪の感触が伝わってくる。
そのままお互いにじっとしていた。
後になって、女の垂れた前髪を耳にかけてやって現れた顔を覗くと、それは40歳くらいの決して若いとは言えない女なのであった。
だが私は、なんだかそれでも良いのだという気がした。



その夢から覚醒した後、しばらくその夢について忘れていた。
その日の夕方に、そういえばと夢の内容を思い出して、再びあの夢を見ているときの感覚に浸りたくなった。
その時、私は本当に自然とインターネットであの夢を検索しようとした。
まるで、一度観た映画が何だったか思い出したくて検索するように、自分の今朝見た夢の内容を検索しようとしていた。

しかし当然ながら、もうあの夢を見る手段はどこにもないのである。
あるとすれば、自分があの夢をもう一度見る夜を待つしかない。

突然、えもいわれぬ感傷の情に襲われた。
あの夢の中で出会ったあの女とは、もう二度と出会うことができないのかもしれない。

夢の中でした経験が、現実の経験に劣っているという確証はない。
だとすれば、現実での様々な物事や人との出会いと等しく、夢の中の出会いはかけがえのないものなのではないか。
ただ、現実の出来事は記録したり、継続したりできるのに対し、夢での出来事は一度経験されたら最後、わずかに残った記憶以外にその夢にたどり着く手段は無い。

いつか、自分が見た夢を記録する装置が現れるだろうか。
今日の夢は良かったから、巻き戻して何度も見たりできる日が来るだろうか。
だれかが見た悪夢をホラー映画として皆が鑑賞する日が来るだろうか。

そんな日がくるまで、私はあの女に再び会うことはない。

みんな死が大好き

「死」

すきだよね、「死」。

「死」って、いいよね。

「死」。



人間が考えることのランキングを集計したら、
「死」はトップ5には入るね。

「うんこ」とかと同列だと思うね。

「うんこ」と「死」は同じレベルのものさ。

死ね!

もう死にたい。

自殺。

殺す。

死者の日。

とにかく、「死」はありふれている。

虫の死、犬の死、人の死

火山の死、恒星の死

魂の死……

「死」を持たないものは本当に少ない。

立て札のクリーンアップをしよう

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理想の高い人にこと多いが、自分でいろいろと制限やハードルを設けていって、それが自分を苦しめている場合がある。

プライドがあるんだろうか、みんなはこうだけど、自分は違う。と言って、ハードルを上げる。

思想があるのはいいが、「〜〜べきではない」とか「本質的にはこうあるべきだ」などと言って、行動を制限する。

「行動より頭」的な性格の人は陥りやすい。

さて、そういう制限・ハードルという立て札を、立てっぱなしで見直しをしていないと、いろいろと厄介なことになる。

実は立て札同士で矛盾し合っていたりする。

こういうものは、案外、整理してやらないとごちゃごちゃしてしまうらしい。

制限だらけで行動がスムーズでないなら、一度、立て札の見直し・クリーンアップをしてみてはいかがだろうか。

今、この状況で有効な立て札だけ、立てておくのだ。

普遍的な立て札ばかりがいいものとは限らない。

立て札というのは、立てたり、しまったりするものである。

ある時に有効でも、その後邪魔になる立て札もある。

うまくいかないな、と思ったら、立て札のクリーンアップが必要なのかもしれない。

逆の方向に

規模がふくらむことは良いことだ、と思われている。

再生回数、フォロワー数、財産、資本……

それは特にビジネスの世界において、絶対的な価値基準のように思われている。

だが私は、数が大きくなるにつれて、規模が拡大するにつれて、メジャーになるにつれて、綺麗になるにつれて、急速に失われていってしまう「何か」があると感じている。
そしてその「何か」にはとても大切なものが内在されていると強く感じる。


原初の、生まれたばかりの、未熟で、グロテスクで、醜い赤ん坊が持っているようなもの。
成長し知恵を身につけ、社会に染まり、擦れていく過程で剥がれ落ちてしまうもの。

ビジネスが支配する現代、その根源的魅力とでもいうべきものは価値を見出されないままあっという間に捨てられてしまう。
一方で皆が躍起になって繕っているものは、何の生命力も感じられない、薄ぺらいプラスチックの匂いにまみれた虚構でしかない。

私はその生まれたばかりの小さな火を、小さな火のまま大切にしてやりたい。
それは弱い火だ。風が吹けばすぐに消えてしまうような、脆弱な存在だ。
世界を照らす力も薄い。
しかし、心を何よりも増して明るく照らす魅力がある。

「なんの意味があるのか?」になんの意味があるのか

すぐ「なんの意味があるのか」ということを考えてしまう。

「なんのためにするのか」とか、「何を求めているのか」ということを考えてしまう。

そういうひとたちがいる。


たとえば、学校に行く意味を考えてしまう。

たとえば、勉強する意味を考えてしまう。

たとえば、働く意味を考えてしまう。

たとえば、生きる意味を考えてしまう。


そういうひとたちは、考えることが好きだ。

考えていることが快楽ですらある。

しかし、辛さもある。

わからないことが多いからかもしれない。

いつも同じことばかり考えている。

それは結論がでないからかもしれない。

一時的な解が得られても、すぐに忘れてしまう。

たいてい、一つの解が得られても、すぐにそれを否定してしまう。

全ての可能性を知ろうとする。

不明の闇に落ち込んでいく。



そして、困ったことに、考えているときには行動が止まってしまう。

答えが分かってからしか動き出せない。

そう思っている。


また、自制心が強い。

万能であろうとする。

アドバイスを嫌う。


理想との乖離が激しい。

そういうひとたちは、生きづらい。


わたしが最近思っていることは、

意味を考えることに意味はないということだ。

結局無なのであって

意味などない。

じゃあ、どうすればいいのさ?

そういうだろう。

苦しむのだ……

わたしは解決がきらいだ。

ひとは解決ばかり求める。

解決しえないこと、それは悪ではない。

悪ではないが苦ではある。

苦は、消えない。

ポケモン原理主義についての覚書

ポケモン原理主義」とは、ブログ著者が提唱する「ポケットモンスター」に対する一態度のこと。

ここでは覚書として、「ポケモン原理主義」の特徴と可能性について記して終わりにする。

ポケモン原理主義とは

  • 資料には「第一等資料」から「第三等資料」までを振り分け、さらに関連度の低いものには「参考資料」の役割を与え、それぞれの重要度を示す。

ポケモン原理主義の理想

  • ゲームを「作品」として、研究対象にする試み。

考えうる問題

  • 「赤・緑」のソフトバージョンの違いに対する見解。
  • 「赤・緑」のプログラムコードまでを原典とするかどうか。
  • 田尻智の発言を特別視するかどうか。

課題

  • 「赤・緑」の全テキストを語録としてまとめる作業。
  • 資料の収集。


本稿では、とりあえず、構想を羅列の形で示した。
日を改めて、正式な宣言をしたいと考えている。
興味をお持ちになった方はご連絡ください。

昆虫の名前 ラテン語など 語源調べ

昆虫の分類を調べていると、次第に語源が気になり始めました。学名で使用されているラテン語を主に調べます。現代ラテン語と古代ラテン語、古い言葉と最近の造語などが混在しています。

ここでは目や科レベルでの分類に限って紹介していくつもりです。ものすごくアバウトに分けてます。

 

注:筆者は専門家でも何でもなく、ただの昆虫好きです。間違っているものもあるかもしれません。お気づきのことありましたら、ご指摘くださると嬉しいです。よろしくお願いします。

 

主なソースは、wikipediaとonline etymology dictionaryです。

 

 

 

コウチュウ系

コガネムシ

scarab(スカラブ)

スカラベラテン語「scarabaesus(スカラバエウス)」やギリシア系の「skarabos(スカラボス)」から。どっちが早いのかは調査不足で不明。甲虫や、ザリガニを指してそう呼んだそうです。

クワガタ

lucanus(ルカヌス)

ラテン語。由来:イタリアのルカニア(Lucania)地方で、クワガタ(ヨーロッパミヤマクワガタlucanus cervus)の角を魔除けとしていたことから。

 

カミキリ

karambux(カラムブクス)

カミキリのギリシア語名。「karas」 は角を意味する。「karaiai」は昆虫の触角のこと。

 

ハンミョウ

cicindela(キキンデラ)

「輝く虫」という意味のラテン語

 

オサムシ

carabus(カラブス)

ギリシア語の「karabos」=「角のある虫」から。カミキリの項目も参照されたし。

英語では「ground beetle」や「rabid beetles」という。「rabid」は現代ラテン語カニの一種を指す。

 

ゲンゴロウ

dytiscus(ディテスカス)

「dytikos」は潜ることができる、というギリシア語。さらに分解すると「dytos(入る・潜る)」+「ikos」。

ちなみに、日本語名の「ゲンゴロウ」はハッキリした由来は不明。「源五郎」という人物が登場する説話が元という説が有名。

 

タマムシ

buprestis (バプレスティス)

古代ギリシア語の「bouprestis」から。「bous:牛」+「pretho:燃やす・膨らます」。家畜が牧草に混じったタマムシを食べると腫れ物ができることから。そのことが本当かは調査していない。

 

コメツキ

elaterid (エラテリド)

語源など調査不足で不明。英語では「click beetle」。

 

テントウムシ

coccinella(コッキネラ)

ラテン語の「coccineus」=スカーレット(色)から。

英語の「ladybug」の由来はたいへんややこしい。興味ある方は調べてみてほしい。

参考 

Ladybirds, ladybugs, and… cows? | OxfordWords blog

ホタル

luciora(ルキオラ)

ラテン語 「lacinium」は光を意味する「lux」と近い言葉。

 

チョウ系

チョウ

papillio(パピリオ)

ラテン語系はチョウとガは区別しない。フランス語の「papillon」(パピヨン)が例。

phalaena(ファラエナ)

古代ギリシア語の「phalaina」=「膨らむ、太る」から。

英語の「moth」の由来は、ゲルマン語系の言葉から。ドイツ語では「motte」。

 

ハチ系

ミツバチ

apis(アピス)

ラテン語系。語源:ラテン語で蜂の意。

melissa(メリッサ)

ギリシア語系。語源:ギリシア語でミツバチの意。

 

スズメバチ

vespa(ウェスパ)

ラテン語系。語源: 諸説あってややこしいので割愛。

 

アリ

ant(アント)

emmet(エメット)

ゲルマン語系。「emmet」の原義は「噛むもの」。

forumica(フォルミカ)

ラテン語系。ロマンス語派は大体この変形。意味は「アリ」。

 

ゴキブリ系

ゴキブリ

blatta(ブラータ、ブラッタ)

ラテン語系。

カマキリ

mantis(マンティス)

ラテン語系。意味は「聖なるもの」「予言者」などという感じになるらしい。前足を揃えている様子が祈っているように見えるところから。

シロアリ

termes(テルメス)

ラテン語の「termet」は木を食べる虫のこと。「terere」というラテン語は「こすって穴を開ける」という意味で、そこからの派生も考えられる。英語でシロアリは「termite」。

 

ハエ系

ハエ

musca(ムスカ)

ラテン語から。

culex(クレクス)

ラテン語で「gnat」というカのような小さな飛ぶ虫のことを意味する言葉から。

英語の「mosquito」を分解すると「mosqu:ハエ」+「ito:小さな」となる。

 

セミ

セミ

cicada(キカーダ)

ラテン語。cicala(キカーラ)という表記もあるらしい。これはオノマトペだそうで、つまりはセミの鳴き声を「キカーダ、キカーダ」聞きなしたということでしょう。

カメムシ

pentatoma(ペンタトマ)

最近の造語であろう。5角系の虫、といった感じ。

 

トンボ系

ヤンマ

odonata(オドナータ)

「odonto」は歯という意味のラテン語

トンボ

libellula(リベルラ)

「libra」天秤から。

 

バッタ系

イナゴ

locusta(ロクスタ)

イナゴや甲殻類を表すラテン語。それがフランス語を経由して現代英語の「locust」になった。

 

キリギリス

ensifera(アンシフェラ)

「剣を持った」という意味から。産卵管が剣のように見える。比較的新しい言葉と思われる。

 

コオロギ

gryllus(グリルス)

ギリシア語から。コオロギの鳴き声のオノマトペが由来という説もある。

criauer(クリアウール)

こちらは古代フランス語。現代英語の「criquet」に繋がる。「クラッカー」と語源が同じ。

 

ナナフシ

phasma(ファスマ)

おそらく、近世以降の造語。由来は「幻・幽霊」を意味するラテン語から。 

 

カゲロウ系

カゲロウ

ephemera(エフェメラ)

エフェメラは、一時的なチラシやパンフレットのことを意味するラテン語で、カゲロウの短命を表現している。

 

ウスバカゲロウ

myrmeleo(ミルメレオ)

ラテン語の“mermen”+“leon”からなっており、アリ+ライオンの意味。ウスバカゲロウの幼虫を「アントライオン」と呼ぶのはこれが由来だそうです。ちなみに『ウルトラマン』に出てくる怪獣「アントラー」は「アントライオン」から。

 

ヘビトンボ

corydalis(コリダリス)

「crested lark(トサカのあるヒバリ)」を意味するギリシア語“korydallis”から。

 

その他

ハサミムシ

ハサミムシ目は「dermaptera」。「derma」は肌、「pteron」が翼。

英語ではearwigと言って、寝ている間にハサミムシが耳の中に入るという話がある。「wig」は虫の意味。

 

シラミ

lus(ラス)

ゲルマン語系。シラミのこと。

 

ノミ

flea(フリー)

ゲルマン語系。今でもflea。

puce(プス)

フランス語でノミ。「marché aux puces」は蚤の市。フリーマーケットの「フリー」はノミのことです。ノミの湧いたような古着を売っているから、という説がありますが、定かではありません。

 

クモ系

注:昆虫ではありあませんが、参考に載せておきます。

クモ

araena(アラエナ)

ギリシア語のarakhne(アラクネ)と語源が同じ。

 

ダニ

 acarus(アカルス)

「小さい」という意味のギリシア語から。言うまでもありませんが、ダニは昆虫ではありません。

 

サソリ

scorpio(スコルピオ)

ラテン語。究極的にはギリシア語の「skorpíos」から。