MOXYLOQ

たのしいモクシ録

一週間でどこまで学べるか。独学の限界にチャレンジするセミ人間プロジェクト。

あれも、これも、興味がある、やってみたい、極めたい、上達したい。

 

しかし、人生は限られている。

一日は短い!

 

到底、全部なんて無理だ…。

 

 

といって絶望し、うなだれるだけで一日が終了する。

それが私のかつての姿だった。

意気込みはするが、なぜか頭の中が「否定モード」に切り替わり、結局何もしないのである。

 

これでは成長が無い。なんとかしたい。そう思っていた時。

 

「ミーンミーン、ミンミンミンミぃー」

おぉ、ミンミンゼミ。

 

セミか……。儚き命の象徴。

1週間の命と言われる。

哀しいものよ、と思って眺めていると不思議。だんだんセミが哀しい存在ではなく輝かしい存在に思えてきた。

彼らは1週間を謳歌している。

これほどまで1週間という短いーー人間からすれば次回のテレビドラマを待つだけだったりするーー期間を有意義に過ごしている存在は無いのではないかとさえ思えてきたのだ。

 

なぜ、彼らは時間を有意義に過ごせているように感じられるのか。それが分かればもしかしたら私も充実した時間を過ごすことができるかもしれない。

 

セミが、時間の使い方が上手いのは何故か。

一生の短さを知っているから?

いや、彼らは自分らの一生が短いとは自覚していない様子。むしろ現在しか意識していない。気がつくと、力尽きているといった感じだ。

 

では、子孫を残すという目的意識を強く持っているから?

うーむ、これもどうだろう。彼らは「目的」などという高次な概念を持っているのだろうか。ただ単に鳴きたいから鳴いているだけにも思える。とくにセミは他の虫に比べて単純な性格をしている気がする。

 

それでもないとしたら、なんだ?

そこで一つの答えがふと降りてきた。

やることが少ないからではないか?

セミの仕事といったら……

 

①木の汁を吸う

②鳴く

③逃げる

④後尾して卵を生む

 

大まかに分けてこれくらいだろう。

もしこれにプラスして

 

⑤音大を目指す

⑥税金を収める

⑦寿命を延ばす薬を開発する

 

みたいなタスクがあったら、到底1週間じゃあ足りないに決まっている。

それを1週間でやろうとしたってタスクオーバー、どれもこれも中途半端になって何も残せずに死んでしまうだろう。

なるほど、そうか!

 

ひらめいた。

1週間という短い時間でも、やることがごく限られてさえいれば十分過ぎる時間になるということだ!

今まで私は「あれもこれも」と手を伸ばそうとして1週間という時間を相対的に短く見なしていただけだったんだ!

これは私にとってここ一番の朗報であった。

なーんだ。あれも、これも、単体だったら1週間で極められそうだ。

たとい奥のふかーい学問分野だって、入門程度なら1週間で大枠をつかめるだろう。

 

私がこの考えにすぐ賛成できたのには、一つ理由がある。

大学受験勉強の経験があったからだ。

かつて私は頭の悪い高校の頭の悪い生徒だった。大学を目指し始めた時はまるで授業内容が入っておらず、「ほぼゼロ」みたいな状況だった。

もちろん1回目の受験は全滅だった。ところが浪人中、「独学」という武器を身に着けた私はグングン成長してゆき、本来3年かけて学校で教わる英文法なども1週間でマスターすることができたのである。

この経験があるから、「1週間本気で何かを学べば結構いける」ということを実感として捉えることができたというわけだ。

 

ということで早速、1週間の使い方を改革して、学びたいことを次から次へと学んでいこうと決意したわけである。

それはつまり、自分が一匹のセミとなり、わずか1週間の命だが、例えば「医学」だけを学ぶ存在「医学ゼミ」としてできるところまでいってみるということだ。

「医学ゼミ」は1週間で土に還るが、翌日から始まる新たな1週間では「ロックンロール」だけを学ぶ「ロックゼミ」として生まれ変わり、ひたすらロックを学ぶ存在となる。

そうして短いスパンで死と再生を繰り返すことで、次から次へと新しく深い学びが得られるのではないか!

ようし、やろう。私はセミとなる!セミ人間だ!

セミ人間といえば『ウルトラQ』に登場し、後にバルタン星人の素体となったあいつだが、彼のように次から次へと生まれ変わって積み上げていくぞ!

 

以上勢いあまってあっけなく終了する、セミ人間プロジェクト宣言でした。

途中経過はできれば発表したいが、ブログをやっている時間も無いかもしれない。

第一、これは自分のための記事なのである。

あしからず。